どうも、ましろです。
久しぶりの更新になります。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。こちらは変わらずとても元気です。
今回は先月発売開始されたiPad Pro12.9(2021)モデルが遂に我が家に届きましたので
そのレビューをしていこうと思います。
私は2018年11インチモデルからの買い替えとなりますが、一体どのような変化があったのでしょうか。
早速やっていきましょう!
iPad Pro12.9(2021)
今回レビューしていくのは「iPad Pro12.9(2021)」です。
ちなみに私が購入したスペックは容量256GB、セルラーモデル、シルバーです。
外観と概要
今回購入したのは前述した通り12.9インチモデルです。
以前購入したのは11インチだったので比較するとこんな感じですね。
一回り大きいので少し重さも増しています。
キーボードケースなどを含めると1Kgを平気で上回ってきます。
流石はProサイズ…
私はイラスト用途なので画面は少しでも大きい方が良かったため、12.9インチの購入に踏み切りました。
今回発売されたiPad Proは11インチと12.9インチの二種類です。
実はサイズが違うだけでなく、12.9インチのディスプレイだけはミニLEDという技術が採用されています。
良いところ
・画面が大きく作業スペースが広くなった
これは当然ではありますが、イラスト作業をする上では作業スペースが広ければ広いほど良いものです。
11インチだとClipstudioを使うときに左右に配置するツールバーが場所を取り手狭に感じることが多かったのですが、12.9インチになると大きくなった分快適になりました。
もちろん映像作品を観たりWebブラウジングをするのも画面が大きい分非常に適しています。
・CPUが強力になったため読み込み時間が減った
以前のiPad Proでは、ラフを描いている際に気になった箇所を選択移動や拡大縮小する際によく読み込み時間がかかっていました。
新しいiPadではM1チップのおかげか、今のところローディングを感じたことがないです。
そう顕著に思うのはイラストの解像度を上げる処理をする時です。
以前は読み込みバーが表示される程度には処理時間がかかりましたが、M1の力か読み込みバーすら表示されなくなりました。(もちろん処理するレイヤー数や元の解像度、容量によるとは思いますが)
気になるところ
・潤沢な外見に対して貧弱な内部
今回のM1 iPad Proはスペックはとんでもないものに仕上がっています。
最新のMacで利用されているものと同じCPU、RAMは8GB(容量1TB版はRAM16GB)といったように、タブレットと呼ぶにはあまりにも強大なパワーを持った端末です。
なんならMacbookairとスペック上は同じものです。
じゃあこれをノートPCと同様に利用できるのかと言われると、決してそんなことはありません。
iPadOSに採用されている「ファイル」はとても使いづらいですし、潤沢なメモリがありますがPCと比べたら並行作業もまだまだやりづらいです。
処理が重い操作をシングルタスクで行う際には威力を発揮するとは思いますが、このM1チップを十二分に使い切るようなiPadアプリはそう滅多にないと思います。
Apple公式のクリエイターソフト、FinalCutProやLogicProもiPad版はリリースされていませんしね。
私はM1がiPadに載ると当初噂されていた際には、「iPadにMacOSが来るのでは!?」なんてことを夢見ていましたがそんなことはありませんでした。
何はともあれ、秋ごろにリリースされるiPadOS15を待ちつつ、ヘビーな処理ができるアプリの登場に期待したいですね。
・ミニLEDの鑑賞用ディスプレイとするには中途半端
ミニLEDのディスプレイは確かにコントラストが高く、映像に深みが増しました。
明らかに今までのディスプレイとは違います。
ですが、ミニLEDは12.9インチモデルにしか搭載されていないという点はとても微妙に思えます。
大きなディスプレイでより綺麗な映像が見えるというのはとても嬉しいものですが、
iPadのサイズで映像を見るならPCの大きな画面で観た方が良いですし、移動先に持って行って観るというなら、もっと軽い端末の方が好ましいと感じます。
繰り返しになってしまいますが、ミニLEDディスプレイ自体はとても良いものだと思います。
ただそれを目的に12.9インチのiPad Proを買うと、使用頻度がとても低いデバイスになってしまうかもと感じました。
個人的にはAppleの公式ディスプレイ、Pro XDRディスプレイがもっと安ければ是非それが欲しいなぁと改めて思ってしまいました。
・ApplePencilを充電するマグネットが弱くなった?
以前のiPad Pro11(2018)ではApplePencilにシリコンのグリップを付けていても充電できましたが、新しいiPad Proではくっ付きはするものの充電ができなくなっていました。
これは端末固有の問題なのかはわかりませんが、私にとっては非常にBadポイントです。
ApplePencilを充電する度に、よく使っているグリップを外さなくてはいけなくなってしまいました。
これ自体は大きな手間というわけではないのですが、以前できていたことができなくなるというのは余計に不便さを感じてしまいますね…
まとめ
いかがでしたでしょうか。
気になる部分を上げていくとそっちの方が良い点よりも多くなってしまいました。
が、私にとって作業スペースが大きくなったというのが補って余りあるメリットです。
正直、新しくなったiPadProを他人に勧められるか、というと微妙という回答になります。
新しいものが好き。広い作業スペースを確保したい。iPadでとても重い作業をしたい。そんな理由がなければ、iPadAirを選ぶのをお勧めします。
(TypeC端子、ApplePecnil2に対応、TouchID対応、重さも500g以下)
とくにこだわりがなければ整備済み品や中古で1世代前の12.9インチモデルを購入するのも検討の価値はあると思います。
とはいえ、私にとっては新型iPadProは作業の相棒として長く活躍してくれそうなことは間違いないので、大切に使っていこうと思います。
まずはiPadOS15に期待!
以上!!