どうも、ましろです。 完全ワイヤレスイヤホンって使ってますか? 完全ワイヤレスイヤホンをご存知ない方のために説明すると、 ここ数年の間で一気に広まった左右すら繋がっていないイヤホンのことです。
当初はBluetoothの弱さから左右の接続が上手くいかなかったり、 バッテリー持ちが恐ろしく弱かったりと微妙なガジェットでしたが、 技術の進歩とともにとても便利なガジェットへと進化し一つのオーディオガジェットとして大成しました。
今回はそんな完全ワイヤレスイヤホン(以降TWS=TrueWirelessStereoと表記)の期待の新星、 WF-1000XM4を購入したのでレビューしていこうと思います。
概要
Sonyの新型完全ワイヤレスイヤホン(以降TWS=TrueWirelessStereoと表記) 4世代目のTWSは前作より小型化、バッテリーも増量、ノイキャンの性能向上という順当なアップデートがされました。 まぁ私は前作使ったことがないのでノイキャン性能がどれほど上がったかはよくわかりませんが…
スペック(一部抜粋)
WF1000XM4 |
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充電:USB充電(TypeC)、ワイヤレス充電 |
対応コーデック:SBC、AAC、LDAC |
充電時間:約1.5時間 |
電池持続時間(音楽):最大8時間(NCオン) / 最大12時間(NCオフ) |
電池持続時間(通話):最大5.5時間(NCオン) / 最大6.0時間(NCオフ) |
通信規格:BluetoothVer5.2 |
機能
風ノイズの低減
アプリから風切り音を抑制することができます。
DSEE Extreme
CDやMP3などの圧縮音源をSBC/AAC/LDACのコーデックでBluetooth再生する際、最大96kHz/24bitまで拡張するという機能です。 要はハイレゾ級ということです。 実際に使ってみるとハイレゾ級かはわかりませんが、奥行きや解像度が上がったように感じられます。
360 Reality Audio 認定モデル
Sonyが作った360立体音響技術に最適化されているそうです。 ちょっとサンプルを聞いてみましたけど、イヤホンだとヘッドホンほどの恩恵はなさそうですね。
良いところ
・ヘッドホン並みのノイズキャンセリング
文句なしでノイズキャンセリングの効きが素晴らしいです。 以前使っていたWH-1000XM3というヘッドホンばりのノイキャン性能だと思います。 エアコンの音は聞こえなくなるし、身近で動いてるルンバの音さえもかなり消音してくれます。
・マルチペアリング対応
マルチペアリングとは、複数の端末とBluetooth接続を可能とする機能です。 一度ペアリングさえしてしまえば、端末側からWF-1000XM4に接続したいときに表示をタップすればすぐさま再度ペアリングができます。 私の場合は外出するときはiPhoneに、家で使いたいときはMacminiに切り替えながら 使っています。
非常に便利なのですが、マルチポイント機能があればさらに良かったですね…
・音にノイズが混じらない
以前使っていたNobleAudioのFalcon2という完全ワイヤレスイヤホンは、YoutubeでASMRを聴いてる際にノイズが聴こえることが多々ありました。 これは外部からのノイズではなく、内部の電子ノイズです。 目を閉じてASMRを聴いているととても気になる不快な音だったんですよね。
それがWF-1000XM4では全く聴こえないので非常に快適です。
・タッチコントロールの精度が高い
WH-1000XM3を使っていた頃は、イヤーカップのタッチ操作の精度が低くストレスになる機会がありましたが、WF-1000XM4のタッチコントロール制度はとても良いです。 適度なリアクションと音が鳴るので押し直すということがほぼありませ
いまいちなところ
・アダプティブノイズキャンセリングの精度が良くない
自身の移動(乗り物に乗っている、歩いている、走っている)を検知して自動的にノイキャンか外音取り込みを切り替えてくれる機能なのですが、 止まっている状態でもなぜか切り替わったり、意図しない動作が多いです。 これ自体はアプデで改善される可能性がありますが、私は面倒なのでこの機能自体をオフにしてしまいました。
そもそもイヤホンをワンタップするだけでノイキャンと外音取り込みを変更できますからね。
・マルチポイントに対応させてほしかった
良い点としてマルチペアリングをあげていましたが、正直マルチポイントにしてほしかったなと思います。(WH-1000XM4はマルチポイント対応) マルチポイントはマルチペアリングの上位版で、複数ペアリングした機器と同時にペアリングする機能です。 要は、事前にiPhoneとPCからペアリングをしておけば、音を鳴らした機器に接続が切り替わる機能です。常に待ち受け状態にできるということですね。
これが備わっていない以上、新型AirPodsが登場したら買い替える可能性が出てきてしまいました。
・対応コーデックが少ない
SBC、AAC、LDACのみの対応です。 iPhoneユーザーなのでAACに対応してもらえばとりあえずOKなのですが、WindowsPCも持っているのでやっぱaptXやAptXLLに対応して欲しかったなぁとは思いますね。 SonyとしてはやはりLDACをさらに普及させたいという思いがあるのでしょうね。
AACでDSEE ExtremeをONにすれば十分に音質が良いと思いますが、LDACで接続できれば更に音質向上が見込めるのでしょう。私の環境では試せませんが…
・装着感が良くない
イヤーピースの相性が悪いのか、耳の中の圧迫感が結構あります。 コンプライ型のような、耳の中で膨らんで遮音性を高めるタイプのイヤーピースなので少し気になります。 悪くはないですが個人的に異物感が強いです。
なので別のイヤーピースに付け替えるのを検討してます。
あと、前作と比べるとかなりサイズも小さくなっていますが、それでもヘッドホン部が大きいなと感じます。 ここは今まで個人が使ってきたイヤホンに依りますけどね。
まとめ
いろいろと述べてきましたが、総評としては非常に満足行くTWSだと思います。 私がお金持ちだったら今話題のJBLの新作TWS、Live Pro+ TWSなんかと比較してみたかったですね。
これからちょっと質の良いTWSを買おうと思っている方は是非比較対象に加えて検討してもらいたいです。 そしてあわよくば感想を教えてください。
私は恐らくAirPodsPro2が出るまではWF1000XM4を使っていくと思います。 AirPodsPro2が出たら比較レビュー記事を上げたいですね。
以上!!