満遊亭

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【レビュー】最強キーボード「HHKB」と自分なりの工夫

どうも、ましろです。

昨年、自分へのクリスマスプレゼントということで、HHKBを購入しました。

かなりお高いキーボードではあるんですが半月使ってみた結果、評判通りの素晴らしいキーボードだなと感じたので

今回はHHKBとは何かを始め、良いところ、気になるところ、そして自分なりに使いやすい工夫を施してみましたので共有していきたいと思います。

 

 

 

HHKBとは

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HHKBとは富士通の子会社、PFUという企業が製造している

Happy Hacking KeyBoard』の略称になります。

 

よく市販されている「メンブレン」や「メカニカル」と異なって静電容量無接点方式という珍しい機構を採用しており、プログラマーやブロガーといったPCで多量の文字を入力する人たちから大人気なキーボードです。

 

多数のバージョンがある中、今回私が購入したのはHHKBの中でも最上位モデル、「HHKB Professional TypeS HYBRID」です。

HHKB Professional HYBRID Type-S 英語配列/白

HHKB Professional HYBRID Type-S 英語配列/白

  • メディア: Personal Computers
 

 

 

このモデルは有線、無線(Bluetooth)に対応し、さらに静音タイプのものです。

 

この記事を読んでる人は恐らくゲーミング用のメカニカルキーボードを使っている人が多いのかなと勝手に予想していますが、HHKBのタイプ感はいわゆる赤軸に少し近いかもしれません。

クリッキーな感じではなく非常に軽い打ち心地で、打鍵音は「カチャカチャ」というよりも「コトコト」という音が最も近いです。

 

それでは次に、私なりに感じたHHKBの好きなところ、気になったところを以下に述べていきたいと思います。

 

HHKBの好きなところ

・ハードウェアにキーボードの割り振りを登録できる

HHKBは「FNキー」を押しながら他のキーを入力することで様々な機能を割り振ることができます。

しかもそれはソフトウェアに依存するのではなく、ハードウェアに保存されるため、別の端末にキーボードを差し込んでもその設定を生かすことができるわけです。

 

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HHKB

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HHKBFNキー押下時

私の場合はこのように設定しています。

この配列の良い点は、右手の可動範囲がとにかく少ないことです。

基本EnterキーとBackspaceを押下するために小指を伸ばす必要がないため、いちいちホームポジションを崩さずにタイピングし続けられます。

これが本当に快適すぎて最高です。

 

HHKBのUS配列は方向キーが存在しないのですが、それもFNキー+IJKLキーでカバーできます。さらに文字入力の添削中などにはHOME、ENDキーなどもよく使うので指が届きやすい範囲に割り振っています。

この設定が、端末問わずキーボードを繋ぐだけで実現可能になるというのはたまらないですね。

外出先でも常に普段の環境で作業ができるようになります。

 

 

・無線接続の切り替えがスムーズ

実は一つ前のHHKB BTモデルでは、有線接続は対応しておらず無線専用、しかも割と高い頻度で接続が途切れてしまうという事象があったそうですが本モデルではそんなことはありません。

私は普段有線接続で利用しており、iPadや社用ノートPCに接続するときは無線でつないでいます。

切替もとてもスムーズで、最大4つの端末と無線ペアリングができます。

私は週に1日だけ在宅勤務があるのですが、自宅で複数のパソコンを接続し同じキーボードで作業できるのはやはり快適です。

 

 

・独特なタイプ感

私は今回初めて静電容量無接点方式のキーボードを購入したのですが、タイプしていて疲れづらく、それでいてタイピングが楽しくてどんどん入力できます。

仕事中に特にやることがなかった日なんかは意味もなくメモ帳に文章を手入力でコピーしていました。

 

ちなみに静電容量無接点方式を採用したキーボードはHHKBだけでなく、東プレやNizといった海外メーカーからも販売されています。

タイプ感を試してみたいという方は家電量販店で東プレのキーボードに触れてみれば近しい打鍵感を知ることができます。

 

HHKBのここが気になる

・JIS配列キーボードに無刻印モデルがない

無刻印モデルってかっこいいですよね、ミニマルでとてもスタイリッシュに見えます。

ただこれ、US配列だけなんです。私がUS配列を購入したのも、「JIS配列に無刻印モデルがないから」というのが理由です。

もともとUS配列のキーボードを使っていたので違和感は普通の人より少ないですが、

やはり一発で「_」が入力できないのは不便です。

私はその都度Windowキー+スペースで言語切替をして入力するか、「あんだー」の予測変換で出るようにしています。

 

・一度キー配列に慣れてしまうと他のキーボードが使いづらくなる

どうしても自分のHHKB以外のキーボードを使わなくてはいけない状況になったとき、めちゃめちゃタイピングミスをします。

通常の文字入力くらいならいいかもしれないですが、私の場合はEnterキーとBackspaceキーを独特な位置に配列しているために一回入力ミスをすると立て続けにミスをしてしまいます。

「このキーボードと添い遂げる」そんな気持ちで使い始めた方がいいキーボードかと思います。

 

 

より快適に使うために…

・マグネット式TypeC端子を装着

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私はHHKBを頻繁に外へ持ち出します。その都度ケーブルの抜き差しをするのが面倒だなと思い、このマグネットタイプの端子を購入しました。

ケーブルは自宅に一本と、職場に一本おいてあるため、力を込めて抜き差しすることなく簡単に着脱できます。頻繁に抜き差しする機器を持ってる方は使ってみるといいですよ!

 

・キーボードカバー

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持ち運ぶ際にキートップがむき出しだとバッグの中などで変に力が入ってキーボードが壊れてしまうという危険性があります。

ただでさえ高いキーボードなので、できるだけ大切に使いたいということで購入しました。

ただのカバーだけど結構なお値段します。これだけで4400円もしました。

 

 

安心を買っていると考えれば、保険料みたいなものですかね。

 

 

まとめ

HHKBを買ってから、毎日の文字入力が楽しくて仕方ないです。

まだまだ配列に慣れていないためタイプミスはありますが、既に元のキーボードに戻した方がタイプミスするような体になりつつあるというのが現状です。

 

環境や手の大きさ、タイプ音などの要因で、合うキーボードというのは人それぞれです。

私自身、今までパンタグラフ型のキーボードやLogicoolのメカニカルキーボード、海外の60%サイズの赤軸メカニカルキーボードを使ったりして、遂にこのHHKBに行きつきました。

キーボードの世界はとても奥が深いです。様々なタイプ感の軸やキートップ、人によっては自作してしまう人もいるような深淵があります。

そんな中で、自分に適したものは何かを探すのはそれ自体が長旅のようでとても楽しい経験になると思います。

是非一度キーボード沼の世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。

 

 

以上!!